正月のお昼頃に郵便が来るのが楽しみでしたね。
小学生のころは、年賀状を同級生に出すのに、あぶり出しで作ったり、
結構工夫をしながら楽しんでいたものです。
あぶり出しと言っても、今の人には、分からないかもしれませんね。
あぶり出しは、みかんの汁で、文字を書くと、文字が見えないのですが、
その年賀状をもらった人が、ストーブなどであぶると、
不思議に、文字が浮かび上がるというものです。
今にしてみれば、ちゃんと、字が見えたかは疑問ですが、
当時は流行ったのです。
それから時代が経ち、印刷が出来る、おもちゃの様な物が出来、大流行しました。
もう名前は忘れてしまいましたが、ワープロが普及するまではそれで年賀状を印刷していたのです。
この時代までは、一様手書きだったのです。
その後はワープロが出てきて、今の様な形に近づいてきたのですが、
私は、筆を使い、筆字の、年賀状を書いていました。一日がかりで…。
そして今では、パソコンで、作れるようになり、
写真を入れたり、思いのままに作れるようになりましたね。
印刷屋さんに作ってもらったものとは一味違う、
自分だけのオリジナルのものが作れるようになりました。
そして、お年玉番号の抽選会は当時は、成人式の日の1月15日でした。
次の日の新聞の、当選番号と、照らし合わせるのが待ち遠しかった物でしたね。