初心者による初心者のための年賀状

年賀状の思い出やあり方について色々…

年賀状はこれからも受け継がれていく温もりとともに

皆さまは、毎年年賀状を書いていますか。
今から20年前と言いますと、手書きで一枚一枚書いていました。
カメラ屋さんで家族写真を撮り焼きつけて年賀状にする方もいましたが、
当時は筆で手書きをする方法が一般的でした。

我が家では、手書きで300枚程書いていました。
11月下旬から家族総出でお年始の挨拶を書いていたという記憶があります。
父は挨拶文、母は宛名書き、兄は住所録の拾い出し、
私はゴム版を押すと何となく手伝わさせられた気がします。
父の書くひと筆ひと筆が力強く書損じを手にとっては真似をしたものです。

世の中が昭和から平成に変わり、今はすっかり書くことが少なくなりました。
それどころか父退職後は毎年200枚程度届いていた年賀状はぴったりなくなりました。

私はというとパソコンで入力し印刷、娘はLINEで送信、全く味気ないものです。

そんなある日、パソコンの調子が悪く入力できない状態になってしましました。
師走の忙しい時のことでした。
仕方なく手書きで挨拶文を書くことにしました。
娘はその姿を不思議そうに見ながら真似て書きます。

父から子へ子から孫へ、筆のとりかたは少しも変わらず受け継がれていると
感じました。

年も明け年賀状が届きます。
娘から私へ、上手に書けたかな、来年も一緒に年賀状書こうよ…